詩人:郵便屋
僕は何にも繋がれてないのさ
ふわふわ
ふらふら
自由だよ
さあ、どこへ行こうか?
君に手を振る決心をしたんだ
寂しいけどね
仕方ないさ
どこにいたって僕は
君の幸せだけを祈り続ける
君が誰かの体温に包まれて
安心して眠りに就いてるのならいいんだけどね
無理をする君だから
僕はいつも心配なんだ
次の町へ着いたら
君に手紙を書くよ
僕の言うことは
全て嘘っぱちさ
口から出ることは全部デタラメなんだ
だから
もし
僕から
君が好きだ、という手紙が来ても
信じないでね
どうか、信じないで
君は幸せになるんだから
さあ、時間だ
僕はもう行くよ
行かなくちゃ
行く先で、思うのは全て君のことなんだろう
何を見ても
何を聞いても
君を思ってしまうだろう
この心は
君に届かないといいな
だって
君には幸せになって欲しいんだから
さあ
旅を続けよう
僕はいつも一人さ