詩人:雨蛙
この世界に降る雨は
苦しむ弱き者を想い
普く神々の流す涙のようで
この世界に降る雪は
悲しみに嘆く者を憂い
普く神々がもたらす癒しのようで
この世界に降る雷は
傲慢に虐げる者に怒り
普く神々の狂える裁きのようで
この世界に降る星光は
静寂に眠る者を誘う
普く神々の掲げる燈のようで
この世界に降る陽光は
この世に生ける全ての者を包む
普く神々の歓喜に奏でる歌のようで
時に激しく
時に優しく
いつも見守るように
そこにある大空が
僕はたまらなく好きなんだ
2007/01/09 (Tue)