詩人:あいる
本能に乾杯
君でいっぱいのカクテル
飾らないでエンドロール
お別れは
グラスのそれを
ぶっ架けて
愛してぬと一言
お茶目な君の尻尾を
流れる歩調を
プロローグから
突如エピローグ
誰にも
君だけは見せてやらない
傷をつけあっては
撫であう関係
ボクの右隣に差す
日傘の内側を覗けば
誰も居なかった
公衆電話からボクの携帯に
電話をかけてみる
ボクはでなかった
こんな
気分の日の過ごし方を
ボクは知らない
学校で習わなかったからさ
一人で茶化して
ニヒルに微笑む
鬱陶しいをぶっとばしたい
いつ汲んだのか覚えてない
この水を
明日を開くパスワードを
歩く度に確認してみよう
これが右足
これが左足
視線上げて空
下げて君
君からの重力にひかれ
拒む理由も見当たらず
唇と唇の衝突
君でいっぱいになるボク
本能衝突
クラッシュラヴ
鬱陶しいを
ぶっとばしたいんだ