詩人:さみだれ
グラスに一杯のミネラルウォーターそれだけであなたの両手は塞がってしまう奮発して買ったステーキ手をつけるのがもったいないなんてたまには一輪挿しを置いてゆっくりと話しながら食べようパンをちぎるあなたの手を止めてお腹がはち切れるほど幸せにしようあなたが赤らめた頬がハムみたいで笑ってしまったあなたが怒って黙り込むとステーキは魔法のように消えていくいつまでだって食べていたいあなたと二人で食べていたい