詩人:アイカ
朱くなったシーツを噛むと眩しい絶望の味がしたそれは夕べ見た夢の跡…その残像茶色い荒野に一つの壊れかけた椅子。その椅子に座って紫に迫ってくる雲をぼやけた視線で見てた。ずっと…目を細めたら見える気がした。水平線が。そっと…仕組まれた世界が消えるまで私はウタ唄い?アイノウタ詠イ?重ねて縫って縫い潰せばいい言い訳をする度に私が消えていく傷に踊らされて消えてくんだね