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[7869] 絶望の味

詩人:アイカ

朱くなった
シーツを噛むと
眩しい絶望の味がした

それは
夕べ見た夢の跡…
その残像

茶色い荒野に一つの
壊れかけた椅子。

その椅子に座って
紫に迫ってくる雲を
ぼやけた視線で
見てた。ずっと…

目を細めたら
見える気がした。
水平線が。そっと…

仕組まれた世界が
消えるまで
私はウタ唄い?
アイノウタ詠イ?

重ねて縫って
縫い潰せばいい

言い訳を
する度に
私が消えていく
傷に踊らされて
消えてくんだね

2004/01/25 (Sun)
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