詩人:千波 一也
呼び声はまだきえてはいない癒えてはいないたずね人はまだ絶えてはいないやんではいないましろな雪はゆめの燃えがらはる待つまくらかたく一途なよわいにはしんしんしん、と雪がつむさけないのぞみはいちるの翼まだか、いまか、と時をしのぐ静けさはまだおえてはいない逃げてはいない待ちびとはまださめてはいない閉じてはいない