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詩人:甘味亭 真朱麻呂
大好きな人との始まりの場所
いつもこの胸の中にしまって忘れてしまわないように
どんなにふたりが遠く離れても
きっと記憶から消しちゃいけない場所がある
ここはどこだろう
とても暗い場所
君の姿もどこにもないよ
とても寂しい場所
今は朝なのかな夜なのかな
それさえわからない
ただこの胸の奥にある心にできた傷が痛むだけ
あの日のさよならの言葉
いつまでもあれから消えてくれずに胸の中何度も何度も聴こえている
始まり終わり
繰り返してこの長く続く道をこれからも歩いてゆく
その道のどこかでまただれか心から好きになれる人に出逢えたならいいな
今度はずっと終わらない光の中で輝きながら
僕は生まれ変わるように
過去の悲しみの中から抜けだして
愛とゆっくり歩いていきたい
足りないものなら分け合って譲り合って
今ここにいる理由を
生きてきた喜びに気づける日がやってくるから
そんな光へ向かって歩いてゆこう
終わりなど僕たちの手で終わることのない始まりへと変えていけばいいから
急がずに焦らずに生きていけばいいから。