詩人:凪都
喉を詰まらせ鳴咽を噛み殺し小さな身体を奮い立たせまぶたを押し上げるようにして目覚めたばかりの彼女へ胸いっぱい生まれ落ちる愛しさを言葉に閉じ込め吐き 出した音は、すっ 、と雪のように溶け消えた