詩人:evans
この街は
わがこころの故郷
14年前の晴れた秋の日
着慣れぬスーツに身を包み
期待と不安で歩いたこの街
2年半の間 勤めた街
しばらくこの街には
こなかったけれど
4年前の夏の日 転職で
隣の街へとやってきた
再び歩くこの街は
ぼくを優しく迎えてくれる
懐かしの街
思い出の街
今はなき食品会社の本社ビル
増えたカラオケなどの娯楽店
コンビニ チェーン店
でも この街は
変わらぬものがたくさんある
いまでは すっかり
日常生活に溶け込んだ
この街 GINZA
暮れた街並み
イルミネーションに
かがやく日はもうすぐ