詩人:どるとる
答のない問いにはそもそも答は無い
問いのない答などそもそも存在しない
答があるから問いがあり
問いがあるから答がある
物事とはそういうもの
出てきた答は無意味なものなどないという答だ
だからこの言葉自体にも意味がある
この答に気づくという為には無意味な時間もいくつもの計算も必要だ
だから全てに意味がある
無意味なものなど無いに等しい
この世の全てはそれがあるからこれがある
いつでも物事は物事を形作り存在そのものが意味そのもの
だから僕らもここにいるだけでしっかりと生きている意味や生きていく意味を果たしているといえる
つまり意味に意味があるわけなので
意味が無いこと自体存在を許されないわけだから今ここにいるということを感じることが意味のあることの意味なのだ
明日が今日を形作るように今日のない明日はないように常に意味は意味を作り出すために無意味を作るのだと思う
物事は常に先へ先へと意味をつなげていくからある日突然断ち切れた意味なら無意味といえなくもないが意味はそこまでの意味さえ意味にするからそれも立派な意味なのだ
なんて哲学が降る夜に。