詩人:与末居
いま気がついたんだ
自分の中に もう一つのモノが眠っている って事に
ウチは
望んで それと一つになった
世界を滅ぼすべきなのか
自分がくたばるべきなのか
どっちが正しいのか
確かめるために
もう 決めてしまったんだ
ウチは 運命なんて信じてはいない
もしも『運命で決められたこと』なんて言われたら
逃げ出してるよ
けど
これは 運命なんかじゃない
自分の中に眠ってたもう一人の自分の意志でもない
これは
他の誰でもない 自分自身が決めたこと
でも何だか違う気がするんだ
結果として ウチは自分の中の悪魔の自分を受け入れたけど
自分の中にそんなモノがいなくても
自分の中の 憎しみが消えるわけじゃない
はっきりとわかる
これは まぎれもない 自分自身の意志だと