詩人:ヒギシ
こんな時間にどこいくのと問うた母に煩いなぁほっといてと姉電話が鳴った後夜中に飛び出した風呂から出た母の小粋な鼻歌は心底わざとらしかった涼みに出るフリをしてベランダから下をその目は覗いていた珍しく携帯を寝室へ持っていった寝付けないらしい母はまたベランダへ出ていたコーヒーを作るよ帰ってくるまで眠れないという口実が欲しいでしょうさぁこれを飲んで言えばいい眠れなくなった、と