詩人:千波 一也
まっしろく息を吐きながら晴天のした軽く、多くのものに通過されながらわたしは光に耳をすますたやすいものを幾つも集めてしたしんでようやく気がつく難しさ許さずにおけるものなど幾らもなかった、とようやく気がつく有難さ日射しのそこにこころを置けば虹のゆくえに思いあたる休む間もなく時は時を忘れてしまえる暦、三月ありふれているささいなわたしを誰かの笑みにみとめたい