詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕らは同じ速さで止まらない時の流れを感じています
たった1分1秒たりとも戻らない時間を感じています 今も
過ぎ去っていく季節
いろんな思い出を刻みながら
ひとつひとつの場面をすべて記憶できはしないけど
それでも僕らの心にその足跡が残ってる
だから
そのほほえみを 涙を見逃さないように
僕はこの瞳に焼きつけたい
君と同じだけの時間の中で感じるすべてを幸せだと思える
気持ちだけはきっと永遠のものだから
寂しそうに針は鳴く
チクタクチクタクと同じ速さで僕と君との時間をさらってく
終わりを悲しむよりもきっとそれよりも大切なことは
その限られた時間の中でどれだけ笑っていられたか
君との時間を大切にできたかだと思う
きれいごとだと解ってはいても
本心はただひとつだけだろう
偽らずに君に伝えたいよ
いつかね…近い内にね
涙なんか流したりしてできれば静かな夜に
君に伝えたいのさ
僕は伝えたいのさ
流れゆくこの時間のどこかで。