詩人:快感じゃがー
不器用な心音にすべてを委ねて
あたしは何度も凍えて死んだ
線香花火は切なすぎるから
せめて最後くらい
笑って過ごしたいのに
空色のシャツが涙を誘うの
あぁ。
また世界の入り口で
迷うだけの夢
求めれば何かは
変わるかもしれない
何かは少しは
変わるかもしれない
だけど
君のいない日常は
驚くほどリアルで
淋しくて寂しくてたまらないよ
きっとあたしは
ひとりでは何にもできない
ただの小さな子どもなんだ
口喧嘩さえ愛し方のひとつで
ふたりはそうやって
認識して生きてきた
移り変わりの激しい現代だから
君はすぐに別の誰かを
好きになるのかな
でも後悔したくないから
最後に
本当のこと言わせて
大切なものばかりだったよ
あなたと過ごした毎日は
捨てていいものなんて
何処にもなかったよ
だから
今は素直に
泣いてもいいよね?
あぁ。
涙の理由までは
訊かないで