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詩人:甘味亭 真朱麻呂
少し前の僕らよりは恋人っていう感じにはなってはきたけど
でもまだ何か足りない
甘すぎても冷たすぎても恋ってさ上手くはいかないものだから
焦らずに急がずに君より先にこの僕が大人になって
君の速さで歩いてゆこうねゆっくりのんびり空でも眺めていればいいよね
その日の気分次第で態度はおもしろいほどに変わる
君は時に鬼のようで
時には天使にもなって
でも僕は誰の前でもいつも
主人公よりは目立たなくかっこ悪い脇役のようで
それでもそんな脇役の僕を君は好きと言ってくれました
君はこんななんの魅力も面白味もない僕に愛をくれました
少しわがままでそれでもやっぱりやさしく僕をみるそのまなざし
いつもくれます
僕の心を見透かすような謎めいた焦げ茶の瞳で見つめて
当たり前みたいに
君がくれる言葉「愛してるから」
そんなとき僕は君のこと一生かけても幸せにしたいと思うのです
ふとした言葉に涙をみせるそんなとき
僕の顔にはいつの間にか笑顔
そして僕は心の奥でつよくつよく君がいることのありがたみを感じるんです
だから平凡な僕でもいつだって君だけの主人公でいられるんだ
そして君は僕だけの世界で一番の大好きなヒロインさ。