詩人:沁漉
昨日僕の友達は死んだ。 嬉しさも 楽しさも 感じる事もなく 『 淋しい寂しい』と呟きながら…。 悲しみ、苦しみに耐える事しか知らなければきっと 僕だって早く死にたかった。 でも僕、何も教えて あげられなくて 悔しくて泣きました。 きっと彼は僕の悲しみより悲しかったのかな? 見せかけの友達…。 見せかけの笑顔…。辛くて…。 けど彼は友達がほしかったのだろう。 思いやり、愛情、友情 誰も教えてくれません。 冷たい雨しか知らない彼に暖かなぬくもりを教えて あげたかった。