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詩人:理恵
ゆら ゆら ゆれる 月
水面に反射して
きら きら 光る 星
打つ波にかき消された
希望なんてないよ
ふわり 空 とんで
どうか神さま
暗い夜を包んで
やさしい夢を見た
あの子のなみだ
飲み込んだ
ただそれだけを 歌ったの
ゆら ゆら ゆれる 目が
世界のすべてを見たように
きら きら 光る 道
見失ったと嘆いてた
きっと みんなそう
思い込みたくて
ひとりぼっちの
孤独 抱え悩むのは
果てない夢を見て
安心したいの
わかっていた
もうそこには 行けないんだ
どうか神さま
何度願って泣いたの
やさしい夢を見てたい
どうか神さま
何度願っても結局
やさしい夢を見た
あの子のなみだ
消し去るの
ただそれだけを 知ってたの
2018.11.12