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詩人:どるとる
こうしてひとり
孤独すぎると
なんだか悲しむのも疲れちゃって
悲しくもなくなる
あがきもがいてたどり着いたこの夜は僕をいやがらず笑顔で受け入れてくれるかな
何も見えないこの夜に僕は何を期待しているのか
自分でもわからなくなるのさ
真っ暗な闇の中に
壮大な宇宙を描く
星ひとつあるくらいならなにもなくていいのさ
余計なものどころか必要なはずのものさえ当たり前にない孤独な僕だから
きっとつよくもなれたんだって本気で思えるから
月よ、僕を避けてもいいんだよ
僕は何ひとつ今さら
悲しんだり 過去を悔やんだりすることなんてアホらしくってする気もないから
僕はキザに
ひとり空にこぼすよ
月よ独りにさせてくれ
僕には孤独が似合うんだ
孤独じゃないほうが悲しいくらいだぜ
やっとたどり着いた夜なんだ
独りでいたほうが気楽なんだ
信じられないなら
信じなくていい
僕は独りだから
そもそも信頼などいらないのさ
嫌うなら嫌え
濁りのない本心を明かしたぞ、お望みどおり
それを、否定するのか肯定するのか
それさえどうでもいいね。