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詩人:夢中人
僕には幾つかコンプレックスがある それは心ではなく遺伝というもの
僕は非常にこの遺伝が嫌いだ
死にたくて手首を切ったのは数えきれない
今の標準さえ覆すほど見事な失敗作となって至っている
隠せば…
気にしなければ…
どんなに楽になるだろう この種はむき出しに植えてあるから 隠しようも 気にしないことも出来ない
過去に描いた夢さえもこの種のおかげで腐食土と化して 食われている
新たな夢がまたこの種の餌食となることだろう
排除しようのないこの種を死ぬまで 見守ることしか出来ないなんて…