詩人:どるとる
まだ未熟な僕だけれど
空高く飛び交う翼さえないけれど
翼は心に生えているからとペンギンみたいに誇った顔で笑う
どんな生き方だろうとどんな歩き方してようとそれは人としての名を持てば人間だろう
だからペンギンは飛べなくても鳥で
僕は愚かでも阿呆でも人は人で僕は僕だ
だから自信を持ってね心に生えた翼を広げて心の空を飛ぼう
目には見えない内なる場所にひそめた飛べない翼で心持ちを高くして飛べばいい
飛べるんだけど飛べない翼で明日へ未来へ飛べばいい
ペンギンが思うように
同じような僕も思う
鳥だからって全て飛べるわけじゃない
人だからって全て周りとなじめるわけじゃない
だからそんな概念に負けずにまずは人とか鳥とか名前にこだわらずに僕自身で生きていこう
それが飛べる力になる
飛べない翼を飛べる翼に変えるんだね
僕はわかったのさ
飛び立つ力感じて
空は飛べずとも
確かにある
この心が翼だから
心の翼が僕の翼だから
翼より翼らしいから
だから飛べない翼で飛ぶんだ どこまでも
悲しみさえ乗せながら 飛行と逃避行の旅は続く。