詩人:どるとる
孤独な僕に残されたもの
有り余るばかりの時間
そして吐き出しては消えるため息
こんなもののために生きてきたんじゃないのに
いつの間にかそうなってしまったんだ
助けを呼べば誰かが助けてくれる
悲しいよという声に優しい言葉かけてくれる
そんなの 愛される人だけに限られたことだろう
僕は悲しみの中
降り続く雨をよけれずに 心までずぶ濡れさ
僕の悲しみなんて誰にもわからないんだ
理解を求めて同情されても痛みを知ったことにはならない
水面にうつった月
欲しいものは
空に浮かぶ月だ
ラララって 言葉にならない気持ちをごまかしてみても悲しくなるだけなのに日々は無情に過ぎてく
悲しくなるだけのピアノバラッド
適当に弾いていた
あふれる涙と向き合えずに
言いたいことだけを並べていた
そして僕は静かに目を閉じるんだ。