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詩人:詩奈
たまに
泣きたい夜があって
でも
泣いたらいけない気がして
泣けない自分がいて
何でだろって
自分責めても
ちっとも楽にならなくて
頭まで布団かぶって
そのまま気付いたら
朝になってるんだ
決まってその朝は
晴れてて
あ〜昨日のあたし
バカみたい
ってなんだか
笑えちゃうんだよね
コウモリが夜を呼ぶように
あたしを暗くするなら
あたしはすずめを飼って
いつも朝でいよう
思い出したくて
思い出せない
切ない思い出たちも
いつか自分から
飛んでくるの
その時は
笑い飛ばすから
泣けない夜は
無理に泣かずに
きっと明日のあたしは
すずめに笑いかけてる
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