詩人:チェシャ猫
落ちてゆく夜の果てで
微笑っている貴方は誰なのか
消えぬ罪に抱かれたまま
痛みだけを残して・・・・
闇に咲く彩に 瞳深く濡れ
叶わぬ想いにまだ手探り止まず
零れそうな影はまだ 君を探し続けている
薄れてゆく色彩の中で
咲き続けていられたなら・・・
剥がれ落ちて行く世界に揺られ
枯れない想いを見つけられたなら・・・
幾度過ちを繰り返せば満たされるのか
途切れぬ痛みを抱いて
それでも祈り続けるよ
薄れてゆく景色の中で
泣いているのは貴方なのか
差し出せる手も持たぬままに
その名を呼び続けるよ・・・・