詩人:中村真生子
神様は山の上に住んでいると考えた古代の人たちは正しかったと思う。重力に逆らって神の御許に向かう時苦しみの中で見えてくるのは神からもらったいのちのほどばしり。汗となり、呼気となった…。そして頂に佇むとその存在を垣間見せてくれる。それぞれの中で湧き上がる喜びとなって…。