詩人:そほと
ドブロギターがほしかった全身金属の姿に憧れた木の温もりがいやだった音色の甘さがいやだったニスの肌触り夏場は最悪だった自分の声を変えたかった酒とタバコに潰れた声でブルースを歌いたかったでもだめだった自殺したくなる衝動を誤魔化すにはそれしかなかったでもだめだったでも生きている俺はやっぱり母の子で死んでも自分を捨てられない ドブロギターがほしかった