詩人:どるとる
夜空の星々も眠りに着くころ
僕らは何をしている
明日休みなのをいいことに夜更かしなんかしているかな
窓の向こう側の景色を
ただぼんやり眺めているかな
つまらない
真っ暗な景色なのに
どこか優しさがある
そんな景色を眺めながら何を思うのかな
目に見えないイメージなら 無限の楽しみがあるからと夜空を見上げながら
たびたび流れる星に
願いを託すんだ
やがて安らかな眠りがむかえに来るまで
僕らは一時の甘えをゆるして夜をまたぐ朝へと変わるその一部始終を見届けるよ
それぞれの願いが
それぞれの思いが
描く明日 描く未来
ほら 素敵に輝くんだ
大人になるなんて
遠い話と思っていた
でも僕はあっという間に大人だ
でもいつまでも忘れたくない
こんな素敵な景色
心に広がるきらめく世界
ほら そろそろ
眠くなってきた
さあ 夢に潜ろう
潜水服のかわりに
パジャマに着替えて
ああ 夢に潜ろう
そして明日になったらいろいろあった夜
それだけ言うだけさ あたりまえなのに
なぜだか どこか特別な夜
そんな気持ちが僕を包むよ。