詩人:壬治
手に取るようにわかるきみの考えてることぼくたちは似たもの同士だから手に取るようにわかるきみの心のなかも知りたくなかったけど気づいてしまったふたりのあいだに引力はない惹かれ合わないよだってぼくたちはマイナスとマイナス近づいた分だけ遠ざかるという定めきみは違う誰かに吸い寄せられてゆくんだ