詩人:都森 善太
マイナープラネットまだ名前は無い感情今日も家に辿り着かず夜にそれていく折り返し冷たいコンクリート見上げた先また身を任せる名前を忘れた光灯り点り、転々わざとわざと、混ぜ合わせて分からなくした暗くなれば同じ色気付かせてあのあの、願いは君かボクかの差だけだそれとも君と僕との差だけだほんの少し少しだけ繋がらない距離名前を無くした惑星みたいにふたり分の目印軌道を確かめたくてさっき離した手を握りなおすよ