詩人:どるとる
降り注ぐ雨に濡れている心は純真無垢な理由を引っさげ
泣いているよ
逃げ道はいつも用意されてるから
平気な面でつらつらとつららのような細い道を僕は歩くんだ
降り注ぐ雨に泣いている僕らは西高東低の気圧配置に
言葉をなくした
隠れみのはいつも準備してるからね
タップを踏むようにたぷたぷの僕の腹が風を切り走るたびたっぷたっぷと揺れる
『大丈夫、大丈夫』
今ではその言葉は僕には頼りない言葉になったんだろう
誰も信じちゃくれなくなった
裏切ってばかりいるから
おや、雨も泣き止んだかな
それでも僕の雨は泣き止まないままだ
だからまだまだ
悲しくって
大丈夫じゃないんだ
でも本当は悲しいけどいつもなぜかその悲しさを隠すんだ。