詩人:快感じゃがー
あの真夏日が嘘のよに
土砂降りの雨が降っているから
嫌でも君の言葉、
思い出しちゃった
胸騒ぎがする
乗りこなせないから
触れるのを諦めた
とても、単純なことだよ
縋れるほど、強くない
追いかけるほどの
恋じゃない
傷つくのはこわい
誰だって。
ふたりは
お遊戯みたいに、笑ってた
表面で愛してた
君は最後まで
ヘッドフォンを外さなかった
わたしの声は
届いていたかな?
それは
見えない壁ってやつで
でも
ほんとは
理解りきってた事実
空白を期待して
期待しすぎて
ひとり空回って
裏切られた
悪いほうへ
悪いほうへ
煙草の吸い殻が
現実を突きつけた
傷つくのはこわいでしょ
誰だって
わたしだって
君だって!
深夜に書いた
ラブレター
読み返すのも痛いや
ここにあるのは
真実ばっかりなのに。。。
君が否定するのも
わたしが肯定するのも
何もかもが
真実で
嘘で
闇
でも
信じてるよ
焦げてたいんだ
真っ黒に
窮屈なあそこで
待ってたい
傷つくのは
もう、うんざり
日焼け跡が
嫌でも
境界線を作るなら
いっそ、裸で寝転んでたい
熱いうちに打って
お好きな型で!
この胸騒ぎを
ときめきに変える
真夏日が
ぜんぶ
溶かす
終わりよければ
すべてよし
空白を温めよう
どうせ、見えない壁
わたしは壊す
わたしは壊す
君の
仮面が剥がれる夏