詩人:EASY
砕け散った波と風
僕たちは限界まで
細分化されたなら
なんか変な素粒子だ
感情とか思考とか
感覚とか宇宙とか
神のゲームか映画とか
何だかんだと言われてる
僕たちは間違える
そんな風に言ってみる
僕たちは後悔を
してみたりしたと言ってみる
言ってしまえば僕たちは
そんな風な風潮だ
君が知ってる苦しみは
僕も知ってる苦しみだ
君が知ってる幸せは
僕も知ってる幸せだ
理解なんていうものは、脳の魔法でしかない
言われなくてもそんなこと
僕たちは内密に
了承済みであることだ
苦しいんです!
僕たちは、そう思う
それはそれで悪くない
法律ですら完璧じゃないことを
僕たちは本能的に
本当は知っている
生まれるよりもずっと前
死んだ後よりずっと後
ストップウォッチを握り締め
とても小さな僕たちは
とても大きな僕たちを
何となく知る為に
何となく繰り返し
何となくな挫折から
そんなことを学んでる
砕け散った波と風
僕たちの想像を
遥かに超えていく場所で
僕たちは救われる
たとえ君が
それを否定しても
たとえ僕が
それを否定しても
それは、ただ無差別に
救われるものなのだ
それは
君や僕の為じゃなく
誰や彼やの為じゃなく
言ってしまえと言うならば
全ての為のものであり
言ってしまうまでもなく
君を完全に
許し認めるものである
たとえそれを
君が否定しても