詩人:千波 一也
案外やさしいことだろう冬のおわりを思うのも春のたよりを受けるのも案外やさしいことだろう夏のかげりを思うのも秋のかたりを受けるのも案外やさしいことどもは大方するり、と逃げるからわたしの直感ははぐくまれやすいささいな願いに傷つきながらささいな願いで傷つけながらささいな成就に満たされながら