詩人:都森 善太
昨日、人類は滅亡したみたいだ昔、誰か見ていた夢みたいに呼吸はストップ掴み損ねた夜明け、一足前歩く見慣れた街は静かで待合室に僕は一人でそっと足音を残してきたあなたはやはり一人であの夜にきっと何かあったに違いないのにメモリに融ける赤や黒影は欠片も残さず忘れ去った昨日最期の人類は滅亡したみたいだ