詩人:甘味亭 真朱麻呂
新しい風に吹かれ包まれながら いろんな出来事にたじろぐ自分 続けていくことを大変だろうってわかってはいたけど それ以上に現実はきびしかった 行き先も告げずに 駆けだす未来 いつしか押しつぶされそうな不安だけがこのちっぽけな胸を悩ませていた あの幼かった夏のあの日 どこへ行くのかそれさえ悩みきって決められずにいた 迷子の自分 どの扉を開けようか迷いきっていた 若い自分 そしてまた僕は行き先も告げずに…。