詩人:月島レナ
少しずつ近づく
夏の匂いを
あなたの隣で
感じていたい
何気ない毎日の
一秒一秒が
宝石よりも価値がある
たからもの
いつまでも
この瞬間(とき)が
やさしい日射しに
包まれて守られて
いますように
そんな当たり前の日々が
闇に閉ざされたとしても
私はあなたを信じている
たとえ それが
許されなくても
キラキラ 輝いていて
ずっと ココで 微笑んで
なかないで…
どうか私の言葉を聞いて
怖がらないで
なにも しないから
あなたの為に一緒に
ないてあげる
お願い そんなに
怯えないで…
夏のなき声が五月蝿すぎて私の声が聞こえてないの
少しだけでいいの
なきやんで
許すから なきやんで…
蝉の声が言う
もう 手遅れだと
それでも あなたに
手を差しのべる
どうか 私のこと
信じてください
"もう なかないでいいよ"と 教えたい