詩人:りんくす
春の香近しと風の囁き遥か南に未だ羽ばたき知らぬ雛誘いそらの呼び声心浮き立つ気も漫ろに羽広げしも匿名希望に無関係との宣告あり雛は目指す地誘い人依然明かされぬまま風向き変わり呼びし者の名乗り挙がるまで翼に想い漲らせつつただ時を待ちぬ