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[8077] 体半分

詩人:アイカ

あの時、たぶん
体半分
死んでたんだもの

先生は分かってなさすぎるんだわ

『貴方が心配なのよ。
いつでも相談して』
なんて…喜劇
鼻で笑ってしまう

どうせ貴方も
自分が可愛くて
アタシを綺麗な列に
戻したいってだけなんでしょう?

ちゃんと列に並べ
だなんて
所詮無理なお話

本当に
そうしたいなら
アタシを
産み落として
殴って蹴った
あの女に言っておくれ

苛立ちを
反発を
石にして職員室に
一人で投げこんだ

その日から
先生は
アタシの目を見なくなったわね?

ほらね
言った通り
アタシに
殺されるとでも
思いまして?

アタシが本気で
かまうな。
なんて言うと
思いまして?

寂しかっただけよ
心配に
慣れてなかった
それだけよ

あの時、たぶん
体半分
死んでたんだもの

2004/01/30 (Fri)
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