詩人:山姫
「おかしちょうだい」「へ?」シーツを被って娘が手を出して来たちらりと君に目を向けるカレンダーを指差しながら君が笑った…なるほど僕はテーブルを眺める右手に柿ピー 左手にビール「…柿ピー…食べるか?」「や〜。ケーキがいい」やれやれそれじゃとり憑かれながら買い物にでも行くか…「いってらっしゃい」と笑顔で見送る君がくれた今日だけの甘いお守りでもポケットに入れて