詩人:halcyon
立ちのぼるココアの香り。マグを持って2階へ急ぐ。屋根裏の大きな窓から、星空が綺麗に見えた。これが、小さい頃からあたしの自慢で。あなたも見ているのかな、なんて。流れ星ひとつ流れて、願うのは。「君に、会いたい」君を思って涙を零す。あれから、涙が頬を伝う感覚、嫌じゃなくなったの。君を思って流れる涙。君を思って見る星空。願いをかけた流れ星。今のあたしには全部、大事。