詩人:子犬
黒い闇はすぐに変わってしまうけど
あの日思ったんだ 君との闇は変わらないままだね
シ−ルをはがした本当の姿の君は
よくある輝きとはちょっと違う色をしてたよ
鼻水少したらして早く伝わる僕の心
優しい風邪は治らないまま
本当は笑顔を拭いて涙を流す
少し素直に動く僕の身体は咳込んでいた
ここの周りは謎だらけで迷うけど
あの時思ったんだ 僕らも解けない謎のままいるね
顔を上げた君は困ったように潤って
消えない記憶のまま熱をだす僕の涙
消えない君の顔はだるそうで
優しい風邪は治らないまま
僕を蝕んでいく