詩人:美最詩
あなたと待ち合わせした
噴水の前
「ごめん。」と言って
あたしに頭をさげる
5分遅刻のあなた
別に怒ってないけど
ちょっとふてくされてみる
おいしいものをごちそうしてくれる
って約束して
二人は手をつなぐ
付き合いはじめた二人は
ちょっとてれくさい
映画を見てて
ポップコーンをさぐる手があたしの手を触った
なんかびっくりして
ポップコーン落としちゃった
恥ずかしい
映画よりもあの時手が
触れたことを
あたしは考えながら
紅茶を飲んでる
あなたは心配そうに
あたしを見てくる
「大丈夫だよ」
あたしがそういうと
あなたは笑顔で
次の行く場所を言ってくる
もう夕日が沈んで
星が輝きはじめた
門限のあるあたしを
家へと送ってくれた
あなたはさびしそうな顔
あたしだってさびしいよ
ずっと一緒にいたいよ
あなたの大きな体が
あたしを抱きしめる
そして
大好きだよ…って
あなたの頬にキスをした
ちょっと赤くなったあたしあなたは笑顔で
背の低いあたしにあわせて優しくキスをした…
大好きなあなたが
見えなくなるまで
手を振るあたし
少しは成長したかも
あなたといるときは
いつも恋の妄想ぱれーど
してるかも…