詩人:遥 カズナ
ゆっくりと…視力が取り戻されて行くように…静寂な東の夜空の帳はぼんやりと開き始める。やがて冷たい大地と空と海を暖めながら…ゆらり、ゆらりと…日は世界を巡り来る。闇を西の空へと追いやりながら永遠に朝は世界を進んで行くのだ。