詩人:林家
貴方を見て一目で恋に落ちました。
顔が良いとかそういう問題じゃないんです。
全てが光り輝いているようで眩しくて…
貴方は私を知りません。
何故か私は貴方に存在を知られることを恐れています。
貴方と目を合わせてしまえば全てが夢として消えてしまうような気がするから…
どうしてこんなにも鼓動を早くしているのでしょう?
自分で自分の心臓の音が聞こえてしまいそうな程の胸の高鳴りです。
廊下で貴方の声を聞きました。
鈴をならすような慎ましやかな笑い声が私の頬を紅潮させます。
貴方一人の存在でこんなにも左右されてしまう私。
情けないと思われますか??
今までこんなにも人を愛しいと思ったことはありません。
もしも貴方が私の存在を認め、少しでも愛を分けてくれるなら命を差し出しても構わないと思いました。
貴方は私を感じていますか…?