詩人:クィルテット
お母さんがいったんだ
ぼくは“しんきろう”と言うものなんだって。
ぼくはホントは存在しないんだって
かなしくなったんだ…とてもとても。
だってぼくはここに居るのに。
ぼくの存在はにせものなんだって。
だからね決めたんだ。
『しんきろう』ってものをもっと知るために
“きしょうがく”にすすんで行くことにするよ。
それにしんきろうのぼくには
てんきのびみょうなうごきが分かる様なきがするんだ。
だからね、ぼくは『おてんきよほーし』になるよ。
あめのひには消えてしまうけれど
はれのひにはちゃんとここにいるから。
ぼくは
ここにいるから…。