詩人:夢花火
何でもない
他愛もない
くだらない話をする時
唇は勝手に動くのに
自分の気持ち
キミの気持ち
色んな事を考えすぎて
「好きだ」
その3文字が
どうしてすんなり出てこないんだろう
その何倍も
何十倍も
言葉を交わしてきたのに
色んな事を言い合えたのに
言えないコトバが
あったなんて
3文字じゃ言いきれないくらい
キミの事が好きだ
コトバじゃ伝えきれないくらい
キミが大事だ
世界中のどんな単位を使おうとも
この気持ちは諮れない
たったの3文字
だけど言えない
小さな キミとのスキマ
いつか
そのスキマを
この3文字でうめたい
「好きだ」