詩人:るどるふ
その猫は知っていた
いつも餌をくれるね
きれいな服やブラッシング
顔を見たら頭を撫でて
機嫌のいい日はキスまでくれた
かわいがって愛してくれて
いつも一緒にいてくれた
けどこれは愛であって恋じゃない
これ以上は欲しがれない
その人は知っていた
いつも餌を与えて散歩にいった
きれいな服やブラッシング
顔を見るたび愛おしくて
思わずキスまでしてしまった
かわいがって愛してあげて
いつも一緒にいたかった
けどこれは愛であって恋じゃない
これ以上は求められない
君はペットで僕が飼い主
この関係は越えられない
越えたら最後一緒にいられない
欲しがることも求めることも
ありはしないしあってはならない