詩人:Ray
あなたの声が
聞きたくて
手を伸ばした電話
発信するまでに
何分も費やして
やっと押した
緑のボタン。
何コールかあとに
出たあなた
声は 相変わらずで
耳元から
あたしの心へ
まっすぐに
浸透して
胸がしめつけられて
熱くなって
涙が出そうで
笑えなかった。
あなたの声が
聞こえないことが
当たり前だった 昨日
そして
あなたの声が
耳元で聞こえる 今日
ただの 声なのに
誰の声よりも
愛しい。
もしも願いが叶うなら
ねぇ その声で
「愛してる」って
言って。。。
2004/12/21 (Tue)