詩人:感動マニア。
全然わかってない!!って
君もそんな声を出すなんて知らなかったよ
いつも理詰めで憎たらしい程なのに
知らなかったよ
君がそんなに泣きじゃくるなんて
僕のお姫さまが捨て猫みたいに
ベッドの隅で震えている
僕は必死で君を抱きとめて何か言おうとしたけど
何も思いつかなかった
君の翼を奪って生命という名の重荷を背負わせた
僕が大半を持ってやれると思っていたのに…
つくづく男って生き物は弱くて残酷だ
愛してるなんてしらじらしく思えて
泣き疲れた君にごめんねと囁いた
広すぎる宇宙に君と共に放り出されたようで
君が壊れてしまったら…と不安で死にそうだった…
いつものように君の背中をさすっていた時
突然に吹っ切れた
そう 僕は最初から
こんな日々を望んでいた
いつかの誓いを果たすよ
神仏にでも人にでもなく
自分と 君に誓った
〜君が苦しいとき 辛いとき
必ずそばにいる〜
ねえ これを乗り越えたら
僕らはきっと強くなれる
君はまだそんなこと思えないかもしれないけど
もっと大変な荷物も背負えると思うんだ
大丈夫だよ 君も僕も 大丈夫
安定期になったら
またあの海が見える公園に行こう
公園のベンチに座って未来の話をしよう
その次はきっと三人で遊びにいけるよ
きっとみんな楽しくて みんな笑顔でいる
正直、想像つかないけどさ
でも 覚えていて
来年でも50年後でも変わらないこと
いつだって甘えたければ甘えて
泣きたいときは泣けばいい
そして僕は君に何がしてやれるのかと
必死に悩むだろう
「少し元気になってきた??」
「うん、今日は調子良いみたい。」
「いいね!!あ、でもまだ無理すんなよ〜今日はまだ寝てていいよ、何か食べる??」