|
詩人:ちぃふぁん
「自分が好きですか?」
あたしは、たぶん嫌いだと思う
「どうして嫌いなのですか?」
土壇場になって逃げる、それの繰り返しだから
自分勝手に惨めになってる
嫌なのに、それに向かって進んでる
誰かが変えてくれると、当てもなく待ってる
それはただの弱音だと気付いてるけど
「人は独りじゃ変われない」って
子どもみたいに自分に言い聞かせてる
そんなんだから、あたしは自分が嫌い
昔はこんなんじゃなかったのに
もっと頑張って生きてたのに
嘘もつけない“いい子”だったのに
今じゃ嘘だらけの“悪い子”になってる
「いつからなの?」
高校卒業して何年かしてからかな
いいえ、その兆候は小学校の頃からあったのかも
今の自分が嫌い、キライ、大っっ嫌い!!!!!
そして今の自分を変えようとしてない自分に気付いて更に嫌いになる
あぁ、もう大っっっ嫌い……
外じゃ明るく振舞ってるけど
本当は暗くて意気地無いの
「お前には良い所がある」って言われても
自分に自信持てないよ…
あぁ、また溜め息ひとつ、ふたつ…
あたしに無いのは
あたしに足りないのは
“ミライ”
“キボウ”
そうやって明日も逃げながら生きてく
弱い自分に負けながら